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「英語力向上のための留学」はコスパが悪すぎ|失敗談から学ぶ語学留学をする真の意味とは?

突然ですが、留学をお考えの皆様、どうして留学をしたいと思いますか?

 

外国で暮らしてみたいから?

自分のやりたいことを見つけたいから?

転職のタイミングで留学がてらホリデーを楽しみたいから?

海外の学校で学びたいことがあるから?

いつかは移住をしたいから?

 

とても素敵ですね!

英語力を上げたいから?

 

ちょっと待ってください!!

その留学、後悔しませんか!?

ここからはわたしの実際にあった留学失敗談をお話したいと思います。

すごく恥ずかしい話ですが、どなたかのお役に立てればと思いシェアします。

はむの留学失敗談

わたしはつい4年前まで新卒で就職したIT企業でずっと働いていたのですが、あまりの多忙さで体を壊し(土日もなく、平日は3時に帰ることも…)、仕事に対する興味や情熱もなくなってきていたため、大学生の頃からひそかに夢見ていた「オーストラリア大学院留学」を心に固く決意しました。

準備期間はおよそ1年間。

大学院入学に必要なIELTSのスコアをゲットし、大学院の入学審査に必要な書類もすべて揃えて提出しました。大変でした…

ところが待てど暮らせど大学から合否が届かない…

そして、入学時期ギリギリになって返ってきたメールはなんと、

合格者が規定人数集まらなかったため今期は志望のコースを開講しないことに決定しました。来期入学するか(来期は開講できるとは確定できません)、他のコースに変えるか、辞退するかご連絡ください。

というものでした!!!!

衝撃イメージ

はむ

こんなことってあるんですね。

まさに青天の霹靂でしたが、かなーり入念に調べて調べて調べたうえで「ここに入りたい!」と思ったコースだったので、他のコースに変更するという選択肢はありませんでした。

そして、いろいろな事情が重なって留学できるタイミングはその時しかありませんでした。

よし!半年間オーストラリアの語学学校へ行って英語を勉強してこよう!

そう決意し、仕事を辞め、語学留学という形でオーストラリアのメルボルンへ旅立ちました。

語学学校でバリバリ勉強

メルボルン:フリンダース駅

わたしはこのときすでに「翻訳家になりたい!」と思っていたので、今回の語学留学は純粋な「英語力の向上」を目的にすることにしました。

今考えたらなんであんなに自分を追い込んでたんだろうって感じですが、メルボルンの語学学校ではケンブリッジ英検CAEコースという最も難しいコースを3か月取りました。

(語学学校とはいえ、入学テストに合格しなければ入れないコースでした)

「みんな英語これ以上やらなくていいんじゃない?」っていう英語ペラペラの外国勢がクラスメートでした。

日本では馴染みのない「ケンブリッジ英検CAE」という英語試験(C1レベル)の合格を目指すコースだったのですが、このケンブリッジ英検CAEが思った以上に難しく、最初のうちは問題さえ理解できなかったりしました。

正直、焦りました。

なぜかわたしはここで「自分を追い込まなければいけない」と思い込み、メルボルンに来てまでバカ真面目にバリバリ英語の勉強を始めたのです。

そして3ヶ月での英語の勉強時間はなんと915時間!!!

勉強のかいがあって、英検1級相当と言われるケンブリッジ英検CAEに見事一発で合格しました。

英語の勉強だけなら日本でもできる

しかしここで我に返って重要なことに気がついたのです。

 

こんだけバカみたいに勉強していれば日本でも英語の試験なんて合格できたはず。

わたしオーストラリアに来てまで何やってたんだろ!

STUDY

半年間の留学費用を当時の家計簿を元に計算してみたところ、なんと170万円もかかっています!(生活費込み。メルボルンはとにかくなんでも高い!)

170万円と半年間があったら、何ができたでしょうか?

ちょっとした専門学校に通って資格を取ることだって出来たはず。

留学前のわたしは、海外に行けば効率的に英語が学べると考えていました。周りの環境が英語なら、日本で勉強するより数倍速く英語が身になると思っていたのです。

たしかにそれはそうかもしれません。

語学学校でもずっとネイティブの英語の先生に習っていましたし、ホームステイをしていたので学校から帰っても現地の英語に触れられるとても恵まれた環境にいました。

なので「英語に慣れる」という点では日本にいるよりオーストラリアにいたほうが良かったのは確かです。

ですが、「英語に慣れる」ために170万円も支払うのは勿体なくありませんか?

結論:英語力向上のためだけの留学はコスパが悪すぎる

勉強イメージ

語学留学した実体験から言えることですが、語学学校で行われる英語の勉強は日本でもできます

今はオンライン英会話教室でネイティブの先生にSpeakingを訓練してもらうこともできますし、Amazonで世界中の英語の本が手に入ります。動画配信サービスで海外のニュースを視聴したり、英語の雑誌を読んだり、

はむ

工夫次第で日本でもできることは無限大です!

たしかに、英語力向上のノウハウを知っている先生がつねにサポートしてくれるという点は語学留学のメリットですが、170万円払えば日本でも良いチューター(家庭教師)をつけることは可能です!というか、お釣りがきます!

苦労して英語力をつけたところで、「海外で何をしてきたの?」と言われて「英語を勉強してきました!」では、個人的に勿体ない気がします。

わたしみたいに英語だけ勉強して帰国してしまうのではなく、その先に必ず何か目的をもって留学しなければお金を無駄にしてしまいます

短期語学留学のメリット

短期語学留学は意味がないというわけではありません。

わたしの場合、大好きなホストマザーと出会えたことは人生の財産です!!

はむ

それだけはメルボルンに留学してよかったな、と思います。

たとえば半年間海外に行くならこんなことも可能かもしれません…

  • 想像もしてなかった方向で自分のやりたいことが見つかる
  • ずっと仕事ばかりだったけれど留学を利用して自分の時間をもてたのでまた日本で頑張れる
  • 将来やりたことが分かったので現地で専門学校(または大学や大学院)に進む
  • 現地の人(または他の国からの留学生)と恋に落ちる
  • 一生の友だちができる
  • 進学の準備をする

短期語学留学でもやり方次第ではこんなに素晴らしいことを実現できるんです。

たくさんメリットがありますね。

それなのに、わたしときたら日本でもできる英語の勉強にばかり目が向いてしまって、日本にいてはできない経験をないがしろにしてしまったんです。

これこそ、お金の無駄遣い!!

何年も留学に時間をかけられるなら、現地の大学や大学院を卒業したり、現地で資格を取ったり、「英語学ぶ」のではなく「英語学ぶ」留学が可能になりますね。

英語学ぶ」経験は、日本ではできないことなのでどんどんチャレンジしてほしいです。

失敗談から学ぶ有意義な留学の意義とは?

飛行機

わたしがオーストラリアに行って良かったなと思ったのは、先述しましたが大好きなホストマザーに出会えたこと、そしてオーストラリアという素晴らしい国に住む経験ができたことです。ホストマザーと出会えたことはお金には代えがたい人生の財産です。

そして、留学を経て(何しろ915時間も勉強したのだから当然ですが)わたしの英語力も飛躍的にアップしたのは事実です。

あの経験がなければあんなに真剣に英語に向き合うことはなかったかもしれません。

ですが、4年たった今でも「170万円も払って英語力上げるためだけに行かなくてよかったなぁ~」とふと思います。

たとえば、現地のサークルに参加してみたり、パーティーに参加してみたり、友だちを作る集まりに行ってみたり、もっと余暇を楽しんでも良かったかもしれません。

もっとうまいやり方があったよなぁ…と。

英語の勉強だけなら、本気になればいくらでも日本でできます。

帰国してからはオンラインで翻訳大学院を卒業して、今は翻訳を仕事にすることができましたが、これはかなり幸運が重なった結果(と帰国後のわたしの努力の結果…笑)なので、海外留学をしたことは関係ありません。

「英語力を上げるために留学したい!!!」と意気込んでいる方がもしいたら、もう少し立ち止まって考えてみてください。

留学の目的をぜひ英語学習以外のところに設定してくださいね。

はむ

そこには有意義な留学が待っています!

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