赤ちゃんにどうやって言葉を教えればいいの?
いつ何をすればいいの?
おうちでできることはなんだろう?
赤ちゃんに言葉を教えてあげたいけど、何をすればいいかわからないという方は多いのではないでしょうか。
はむ
実は赤ちゃんに言葉を教える方法は、ちょっとコツを知るだけでマネできることばかりです。
なにも特別なことはいりません。
赤ちゃんの言葉をうまく促せると、子どもは早いうちから言葉で感情で伝えられるので子育てが楽になると言われています。
さらに子どもは達成感を感じてさらにやる気を出してうれしいことだらけ!
現在うちの子は1歳5カ月。
意味のある単語100語以上(日本語70語、英語30語)、1カ月前からは二語文も出ています。
これは平均より早いほうです。
もちろん子どもの性格の影響もありますが、わたしの仕事が翻訳ということもあって子どもには「言葉」にかかわる知育をたくさん取り入れてきました。
ということは、赤ちゃん期から言葉を促す働きかけをしていたことが効果になって現れている!!
赤ちゃんへの言葉の教え方がわからないという方向けに、おうちでできる言葉の促し方を月齢別で紹介します。
子どもが生まれてから知育に興味があって、モンテッソーリのセミナーや久保田メソッドの有料コンテンツで学んだことを取り入れました。
はむ
ぜひ参考にしてくださいね。
タップできる目次
赤ちゃんにはどうやって言葉を教える?
とにかく話しかけていれば大丈夫?
たしかに、たくさん話しかければ赤ちゃんの言葉のインプット量は増えます。
ただ、効果的にインプットを増やすためにはちょっとしたコツが必要なんです。
さらに、赤ちゃんの口の筋肉と記憶力の発達、言葉のアウトプットを促す大人の関わり方といった要素も必要になります。
はむ
0歳児の赤ちゃんは周囲の大人とのコミュニケーションの中で言語を吸収します。
一緒にいるときは24時間子どもの言葉の発達を促すチャンスなんです!
ぜひ子どもとのコミュニケーションや触れ合いの一環として言葉を育んであげてください。
言葉を促す働きかけが、親子のきずなをよりいっそう深めてくれること間違いなしです。
赤ちゃんに言葉を教える効果的な方法【月齢別まとめ】
赤ちゃんに言葉を教えるのに効果的な方法やトレーニングを月齢別にまとめました。
月齢はあくまで目安なので、子どもそれぞれの発達に合わせて取り組んでくださいね。
【生後1日~】実況中継
積極的な声かけが言葉の能力を伸ばすのに欠かせないのはわかっているけれど、何を話せばいいのかわからない…
そういう方は見えるもの・聞こえるもの・感じるものなど、なんでも実況中継するのがおすすめです。
風のガタガタという音が聞こえたら、「風が吹いてるねー」
雨が降っていたら、「雨が降ってるねー」
鳥の声が聞こえたら、「鳥が鳴いてるねー」
こういった声がけは無限大にネタがあるので困ることがありません。
行動を説明してあげるのもいいですね。
料理中に赤ちゃんが泣いてしまったら、「ママは料理をしているよー」
オムツを替えながら、「オムツを替えているよー」
お風呂に入れながら、「おなかを洗っているよー」
はむ
壁にポスターを貼って説明しながら見せてあげるのもいいですね。
【生後1日~】代弁する
自然とできている方が多いと思いますが、積極的に赤ちゃんの気持ちを代弁します。
おなかがすいて泣いていたら、「おなかがすいたねー」
楽しそうに笑っていたら、「〇〇楽しいねー」
上手にオモチャを扱えなかったら、「悔しかったねー」
こはむ
赤ちゃんが自然と自分の気持ちに言葉があることを理解するようになります。
【生後2カ月~】絵本読み聞かせ
0歳のうちからの絵本読み聞かせは言葉を促すのに効果絶大です!
語彙力をアップさせるのはもちろん、絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションにつながります。
0歳児は信頼できる大人とのコミュニケーションから言葉を学ぶので、とても有効な働きかけなんです。
はむ
0歳向けの絵本がたくさん発売されています。
0歳向け絵本選びで注意する点
- 形と色がハッキリしている
- リズムがいい
- ボードブック
- 興味を引くしかけがある
- 親子で楽しめる
すべてが当てはまらなくても大丈夫です。
0歳児はめまぐるしく成長するので、子どもの発達や興味に合わせて絵本を選んでくださいね。
はむ
ページに穴が開いていて次のページが見える型抜き絵本も好きな子が多いですよね!
最初は興味なさそうにしていても、しだいに反応してくれるようになりますよ。
意外と0歳のほうが大人しく絵本を見てくれるので読みやすいです。笑
娘のお気に入り絵本
0歳から読んでいて、いつもキャッキャ笑って見ています。
【生後6カ月~】漢字カード
実は、0歳の子はひらがなより漢字を覚えるほうが得意って知ってましたか?
はむ
ひらがなは似た文字が多いので意外と難しいのですが、漢字は記号のように覚えることができるからです。
1日1枚でも効果がありますよ。
わたしは公文の漢字カードを買って、気が向いたときに絵と漢字をセットで見せていました。
公文の漢字カードは1集~3集まであって、赤ちゃんでも扱いやすいように紙が厚いのがいいです。
すぐつかんで口に入れられてしまいますが、全然破れません。
公文の漢字カードにも「0歳から」と大きく表示されています。
【生後6カ月~】記憶力のトレーニング
「いないいないばあ」を楽しめるような月齢になってきたら、隠し遊びや当てっこごっこで記憶力をトレーニングします。
言葉を話すということは、脳に記憶したものを発するということなので記憶力のトレーニングは大事。
はむ
準備もいらないし、とっても簡単ですよ。
隠しごっこ
- ハンカチとお気に入りのオモチャを用意する
- 子どもがオモチャに手を伸ばしたらハンカチで隠す
- 子どもがハンカチをよけてオモチャを探し出すのを待つ
慣れてきたら次のステップです。
当てっこごっこ
- 紙コップ2個とお気に入りのオモチャを用意する
- 子どもからよく見えるようにオモチャをどちらかのコップに隠す
- 「どっちだ?」と聞く
- 子どもが手を伸ばしてオモチャを探し出すのを待つ
途中であきらめてしまうようだったら、コップを揺らして音を鳴らして中に何か入っているのを教えてあげるのもいいです。
この遊びにも慣れてきたらコップの数を増やしていくと飽きずに長く遊べます。
我が家では、こどもちゃれんじbaby(ベビー)のしまじろうのカップでよく隠し遊びをしていました。
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こどもちゃれんじベビー感想口コミ|1年フル受講した効果や反応は?【生後7カ月~】ラッパ(笛)
いくら言葉をインプットして語彙力がついても、口の筋肉が発達していなければ言葉が出るようになりません。
赤ちゃん用のラッパで息を吹くトレーニングをすることで口の筋肉が発達します。
もちろん、生後7カ月では上手に息を吹いて音を出すことはできません。
うちの子も最初はラッパを口にくわえることもせず、ただいじって遊んでいました。
はむ
うちの子全然できるようにならない…
と落ち込む必要はまったくありません。
わたしがまさにその状況に陥ったのですが、とにかく息を吹く練習ができる環境を作ってあげることが先決です。
赤ちゃんにラッパを吹かせるコツ
- お母さんが楽しそうにやってみせる
- いつでも手の届くところにラッパを置いておく
- 無理強いせず赤ちゃんが興味をもつのを待つ
うちでは母のわたしが手本を見せるために、大人用と子ども用の2つを用意しました。
ラッパを吹くのが難しければ、ティッシュを口の前にあててフッと息を吹いて飛ばすのもいいトレーニングです。
うちの子はまったくラッパに興味をもたなかったのですが、生後11カ月で突然できるようになって毎日ブーブー吹いていました。
【生後8カ月~】言葉を待って聞く
0歳まではとにかく話しかけて言葉のインプットをする時間を作ってあげることが大切でした。
子どもが発話するようになったら、または喃語で何かを伝えようとする意志を見せるようになったら、今度は言葉を待って聞くことが大切になります。
こはむ
子どもにこういう気持ちをもってもらうことが大切です。
子どもが何か言っているときは最後まで聞いて、「うんうん」と相づちをうつとうれしそうにしていました。
【生後10カ月~】質問をしてやりとりごっこ遊び
「言葉を待って聞く」にプラスして、質問してやりとりごっこ遊びをします。
たとえば、子どもが何かを指さしたとき、「これ?」とすぐにお目当てのものを渡してしまわないで、質問すると言葉を引き出せます。
赤ちゃん「(指さし)」
お母さん「どれが欲しいのかな?」
赤ちゃん「うーうー(指さし)」
お母さん「そうだね。猫のぬいぐるみだねー」
赤ちゃんも必要性を感じなければ言葉をアウトプットするようにならないので、質問するのは効果的ですよ。
【1歳~】否定しない
子どもが単語を話すようになってきたら、たとえ間違っていても否定しないことが大切です。
大人が良かれと思って否定したことが、子どものやる気を削ぐかもしれません。
自分で訂正する力をつけさせる、自己肯定感を育むという点でも重要ですよね。
とはいっても間違いがどうしても気になる!という場合は、否定しないでそれとなく正しい言葉を教える方法もありますよ。
赤ちゃん「(クマを指さして)わんわん」
お母さん「そうだねークマだねー」
うちの子の場合はプーさんを溺愛しているのですが、ずっとプーさんをワンワンと呼んでいます。
わたしも親戚も保育園の先生もだれも否定も訂正もしなかったのですが、最近ではちゃんと「プー」と言うようになってきました。
はむ
【1歳~】言葉を広げる
子どもが単語を話すようになったら、その単語を展開してあげるのが効果的です。
赤ちゃん「ぶーぶー」
お母さん「ほんとだ。青いぶーぶー(車)だねー」
赤ちゃん「にゃんにゃん」
お母さん「うん。にゃんにゃん(猫)が歩いているねー」
自分の言葉を聞いてくれていることと新しい発見がうれしくて、子どもはどんどん言葉を吸収します。
赤ちゃんへの言葉の教えるのはおうちで工夫できる!
「赤ちゃんに言葉を教える」というと難しく聞こえますが、実際は毎日の遊びや触れ合いの中で取り入れられることばかりです。
積極的な働きかけが赤ちゃんの言葉の発達を促すことは間違いありませんが、それを子どもが実際に発語するかどうかは子ども次第です。
言葉に興味があってどんどん話そうとする子。
言葉に出して伝えるより頭で考えるのが好きな子。
体を動かすことのほうが興味がある子。
ほんとうに人それぞれなので焦りは禁物です。
ぜひ日々のコミュニケーションや触れ合いの一環として、言葉を促す働きかけを取り入れてみてくださいね。
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